7月19日にミュアヘッド杯決勝が行われました。女子は山口惠子さんが優勝、生木優子さんが準優勝、男子は品部祐児さんが2連覇を達成し、笊畑浩樹さんが準優勝という結果になりました。

26日に行われた表彰式で、山口さんは「前半は49でしたが、後半はリズムに乗ることができて、80台で回ることができました。最後まであきらめずに自分がやるべきことをやった結果、優勝がついてきてうれしい。緊張感を保てたのは一緒にラウンドした檜垣昭子さん、山中通子さん、山本みどりさんのおかげです」とスピーチし、達成感が伝わってきました。

一方、予選をトップで通過し、決勝でも11打の大差をつけて優勝まちがいなしと思われた水田文生さんが、スコア誤記で失格という結果となった男子の部。「正直に言います」と切り出した品部さんは、「決勝の前から2位を狙おうと思っていました。2位を確保できて納得していたのですが、まさかあんなことが起きるとは。こういう形で優勝させていただきましたが、勝負では負けていると思いましたし、私自身、スコア誤記だけはやってはいけないと肝に銘じていきたいです」と締めくくりました。

なお、スピーチ前の乾杯のあいさつに立ち、「スコア誤記をするプレーヤーは真のチャンピオンではありません。やっぱり品部さんがチャンピオンです」と優勝者をたたえた水田さんにも、会場から大きな拍手が送られました。今回のミュアヘッド杯、多くの人の記憶に残ることでしょう。