5月24日、桐生峰男さん、山本みどりさんという新鮮な顔合わせによる理事長杯決勝（36ホールマッチプレー）が行われました。前半最後の3ホールを連取した桐生さんが勢いに乗り、7＆6で勝利を収めました。

表彰式では「理事長杯、初めて取らせていただきました。昨年11月に頭を大けがして生死をさまようところまでいったのですが回復し、ふっきれたんでしょう。気楽に、自然にゴルフと向き合うようになったら前より飛ぶようになって。そして今日はよくパターが入りました」と桐生さん。勝因について「相手にハンディキャップを与えるホールはとにかく引き分けに持ち込め」という、キャディの若菜一さんの教えを守った結果だと明かしました。

今回大健闘の活躍をみせた山本さんは、「大勢の前で話すのが苦手なので原稿を読ませていただきます」と、2日前に準備したという原稿を披露。「普段なかなか対戦できない高いレベルの方々とラウンドできて、夢のような数週間でした。キャディを申し出てくれた志村正勝さんにも感謝しています。自分のゴルフを磨き、またチャレンジしたい」と、この経験を生かしていくぞという気持ちが伝わってくるスピーチでした。