今年のグリーン状態に期待(コース管理より)

今年のグリーン状態に期待(コース管理より)

今年のグリーン状態に期待(コース管理より) 150 150 千葉のゴルフ場【ブリック&ウッドクラブ】

BWCのグリーンはどうなっちゃったの!昨年夏から秋にかけて、グリーンコンディションにお怒りのメンバーは多かったのではないでしょうか。芝生がそこここで禿げ、薄くなり、こりゃあ総張り替えか、との声すら聞かれました。

コース管理課によると、この惨状は夏の猛暑だけが原因ではなかったようです。

芝生を刈ったあとの刈りかすや枯れ芝がグリーン上に堆積し、層をつくってしまうと、芝生を弱らせ、病気のもとになります。定期的にこの層(サッチ)を取り除くサッチングという作業をする必要があります。

BWCでは昨年、そのための専用の機械を導入しました。これまで必ずしも十分にできなかったせいもあって芝生が弱っていましたので、昨年9月、すこし強めにサッチングを実施したそうです。同時にエアレーションも従来より深めに行い、グリーンの抜本的な改善を目指しました。

ところが、その後の目砂の量が多すぎたり、猛暑や散水不足が重なったりして、かえって状態が悪化してしまった、ということのようです。結果的に皆さんの期待を裏切り、おわびしたいと管理課は言っています。

ただ、芝生を再活性化させる方法として、サッチングやエアレーションはどこのゴルフ場でもやっていることです。秋口から散水を強化するなどして手当てを重ねたおかげで、「ちょっと強めのメンテ」が功を奏し始め、グリーンの状態がかなり改善されてきたのは、皆さんお気づきの通りです。開場から10年が過ぎ、少しへたっていた芝生がガツンとやられて、目を覚ましたということでしょうか。

さらに「007」という、スパイのような名前の新種の芝生の種を5番、15番、練習グリーンにまきました。オーバーシーディングといいます。この効果もあらわれてきています。予算との相談ですが、他のホールにも広げていく計画だそうです。

ブリックのグリーンは確実に蘇りますと、管理担当のスタッフは胸を張っています。今年のグリーンの仕上がりに期待しましょう。

※ニュースレター記事(2012年冬号)を転載いたしました